キッチンは割れ物の宝庫。
荷造りに最も時間が掛かる場所です。
冷蔵庫の荷造り
冷蔵庫そのものは、引越屋さんが梱包します
引越し業者は引越し当日、冷蔵庫の大きさに合わせて養生シート、毛布、ジャバラなどをうまく組み合わせて完全に梱包してしまいます。
冷蔵庫をきれいにふきあげる
冷蔵庫のように長期間、移動しない大型家電は見えない汚れがついています。
良い引越し業者は冷蔵庫を梱包する前に1度きれいにふきあげてくれます。
このときに使うタオルはユーザーで用意する必要があります。

引越し業者は冷蔵庫を梱包する前に1度きれいにふきあげてくれる
冷蔵庫の前面に養生パネルを当てる
冷蔵庫の扉はちょっとしたことでもへこんでしまうため、養生に使うプラスチックの板をあてがいます。

黄色のプラスチックシートを冷蔵庫の前面にあてがう
これで冷蔵庫のドアがへこみや変形から守られます。
家具専用梱包資材ジャバラで冷蔵庫全体を覆う
厚みと伸縮性のある生地でできた家具専用の梱包資材「ジャバラ」を使って冷蔵庫の全面を覆います。

冷蔵庫は大型家電専用の梱包資材ジャバラで全面を覆われる
冷蔵庫を覆ったジャバラの上からロープを掛ける
ジャバラで覆われた冷蔵庫は持ちにくいですから、ロープをかけて補助的に握りやすくします。

梱包した冷蔵庫でもロープをかけることで格段に握りやすくなる
冷蔵庫にかけたロープで搬出、搬入も楽になる
完全に梱包された冷蔵庫は傷や汚れがつきにくく、しかも運びやすくなっています。
冷蔵庫に限らず、引越しにおける荷造り、梱包とは荷物や建物を守るためだけでなく、荷物を運びやすくするためのものでもあるのです。

引越しにおける荷造り、梱包とは荷物や建物を守るためだけでなく、荷物を運びやすくするためでもある
冷蔵庫の中は全て空にする
引越しの前日にコンセントを抜きましょう。
水漏れが減ります。
最近の冷蔵庫は早めにコンセントを抜く必要はないといわれていますが、霜などの水漏れも考慮して前日にコンセントを抜くことをお勧めします。
基本的に家電製品は移動するたびに劣化すると思ってください。
引越し後に極端に冷えが悪くなったなどの話もよく耳にします。
中の食品は、引越し当日までに使い切るのがベストです。
引っ越し当日まで食品が残ってしまって、移動距離的になんとかなりそうなら全て出してクーラーボックスなどに入れておきます。
引っ越し先が遠方なら食品関係はあきらめた方がいいです。
自力で引越しなら
引っ越しの前夜にコンセントを抜いておくと、下にある受け皿に水が溜まります。
まず、この水を捨てます。
冷蔵庫を移動するときは扉を上にして倒し、足側の人は手前の足を、上側の人は裏側の取っ手を持ちます。
扉に力を加えると、凹んだり、変形したりしますので、注意が必要です。
冷蔵庫が大型なら、引越屋さんに頼んだ方が無難です。
冷蔵庫を処分するなら
冷蔵庫リサイクル料金
◆小型(全定格内容積 170L以下) 3,600円(消費税別)
◆大型(全定格内容積 171L以上) 4,600円(消費税別)
この料金は引越屋さんに引き取ってもらってもかかります。
リサイクルしないから発生する料金なので、リサイクル屋さんで引き取ってもらえばこの料金がかかりません。
買い換えるなら下取りのサービスもうれしいですね。
食器洗浄器、乾燥機などの荷造り
食器洗浄機・食器乾燥機そのものは引越屋さんが梱包します。
中は全て空にします。
設置時に電気・水道工事が必要だった食器洗浄機は取り外しにも電気工事が必要です。
見積りの時に忘れないよう申告しましょう。
自力で引越しも同様です