明日への荷造りに手を借りてしばらくは楽し気にいたけれど

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引越しは人生の門出です。

特に女性が結婚して嫁ぐ日はとてもドラマチックですね。

秋桜 (コスモス)

山口百恵が1977年10月1日にリリースした作品。

山口百恵盤リリースの約半年後、作者であるさだまさし自身がアルバム『私花集』(1978年3月25日リリース)でセルフカバーした。

オリジナルは山口盤ではあるが、山口は1980年に引退したため、以降本作はもっぱらさだによって歌われている。

 

作詞:さだまさし
作曲:さだまさし

淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜りに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする

縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くり返す
独言みたいに小さな声で

こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った

あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我侭な私に
唇かんでいます

明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくり返す母

ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください

結婚の引越し

結婚の引越しはほとんどの場合、引越し荷物は小物がメインになります。

家具や家電は新居で新しいものを揃えることが多いからです。

昔のように婚礼家具というものもあまり見かけなくなりました。

生活様式が洋式に変わり部屋そのもにクローゼットなどの収納が付いていることなども関係しているのでしょう。

荷造りの歌

この歌の季節はコスモスが陽だまりに揺れる秋。

嫁ぐ日をいよいよ明日に控え、母に手伝ってもらい引越しの荷造りをする娘の心情を歌っているのですが、この「秋桜」という曲の中にも引越しの荷造りの注意喚起があるように感じます。

荷造りのときにアルバムを開いてはいけません。

そうです。

いちばんやってはいけないことです。

思い出の回想は荷造りに時間がかかる一番の原因です。

荷造りのときに「あれこれと思い出をたどったら」いけません。

こんな素晴らしい楽曲に対して無粋な話ではありますが。