面倒なのに、なぜ食器を包まなければいけないの?
食器を紙で包んだからって強くなるわけでもないのに。
食器紙(新聞紙)で割れ物を包む理由
割れ物を一枚一枚紙で包んでダンボールに詰めるのは、紙で食器を包むことで食器の強度を上げているわけではありません。
ダンボールの中で、食器同士がぶつかるのを防いでいるのです。
大切なのは割れ物どうしが直接当たらないことです。
輸送中のトラックの荷台は、想像以上に揺れます。
ダンボールには傷一つ無いのに、「中の食器が割れていた」なんてことはよくあります。
作業員の扱いが丁寧でも、どんなに安全運転でも、「トラックの荷台の揺れ」で割れてしまうことがあります。
「揺れ」に対しての対策が「包む」なのです。
ユーザーが封をしたダンボールを開けるのはユーザーです
引越し業者はダンボールを開けて中の荷物の包み方を確認したりしません。
プライバシー保護の面からも、引越し業者がダンボールを開けることはありません。
ですからダンボールの中身を知っているのは、詰めた人のみです。
中身の分からないダンボールを運ぶのは、引越し業者にとってリスクが高いと言えます。
「この食器、割れてもいいから、包むのはいいや面倒だし」と、なにも包まずにダンボールに入れてしまうと食器は必ず割れます。
詰めた人からすれば、「割れてもいいお皿」かも知れませんが、引越し業者からすれば「お客様から預かった大切なお荷物」です。
ダンボールを持ったとき、中でガラスか陶器が割れてる音に気付いた作業員のショックといったら、1日落ち込んでしまうほどです。
会社によってはペナルティがあるかもしれません。
割れ物は必ず、1枚1枚包んで下さい。
「2,3枚まとめて・・・」なんてやってると、高確率で割れます。
新聞紙が無ければ、雑誌やタウンページを破って使ってもいいですよ。