「年末に引越しを考えてます」「年明け早々に引越したいのですが」という方は少ないながらもいらっしゃいます。
年末年始の引越しは受けてもらえるの?引越し料金は高い?安い?
年末の引越しの事情
年末とは一般に12月後半のことをいい、年の瀬、年の暮れなどと呼ばれています。
師走は12月のことを指します。
12月にもなると街はクリスマスムードに包まれてそこらじゅうにイルミネーションが瞬き、セールやボーナス商戦で活気を帯びた街路は忙しそうに行きかう人であふれます。
そんな師走、年末の引越しです。
年末の引越しのピークはクリスマスくらいまで
通常、引越しは月末に集中するのですが、12月だけは事情が違います。
その年のカレンダー事情にもよりますが、12月の引越しのピークは24日のクリスマスから28日くらいまでです。
29日以降、31日までの引越しはほとんどありません。
もちろん、引越しの依頼があれば引越し業者は受けてくれるのですが、29日以降は引越し料金が高めの見積もりになります。
通常月のように引越しが月末に集中するから料金が高くなるのではなく、引越し業者も従業員を休ませたい、あるいは1件の引越しのために何人もの作業員を出勤させなければならないことの負担が大きく赤字になるからです。
年末料金という名目は見積もりにはありませんが、この時期は引越し料金を高く設定し、引越しの日時を年明けか、もう少し早い時期にずらすことを勧められます。
年末の引越しは避けるべき?
引越し業者に頼むと通常の1.5倍から2倍の引越し料金の見積もりになる可能性が高いです。
やむをえない場合を除いて大晦日や12月30日に引越しの計画を立てるのはやめたほうがよいでしょう。
自力で引越しするにしても交通渋滞がひどく通常の何倍も時間がかかり、計画通りには行かないでしょう。
また、たとえ引越しができたとしても、まだ片付いていないダンボールだらけのお部屋で新年を迎えることになります。
年始の引越しの事情
1月1日の元旦は国民的休日ですが1月2日以降は特にそういう決まりもなく元旦以外は慣例的に長い正月休みを設定している企業が多いです。
年始とは一般に1月前半のことをいい、年明け、新年、年始めなどと呼ばれています。
ことサービス業に関してここ数十年の間にかなり印象が変わりました。
数十年前までは小売店の初売りは3日からというのが普通でしたが、やがて2日からになり、今では元日からの初売りが珍しくなくなりました。
しかし、そんな波はまだ引越し業界までは来ていません。
三が日の引越しは断られるかメチャクチャ料金が高いかのどちらかです。
1月4日は年間を通しても最安値の引越しになりやすい
引越し業者はだいたい4日から通常営業に戻ります。
この1月4日から10日くらいまでの間、引越し料金はとても安くなります。
別に初売りセールという訳でもお年玉というわけでもありません。
この時期に引越しをする人はとても少ないのです。
この期間に引越しをするということは荷造りをしながら正月を越すということです。
荷造り中のごった返した部屋で正月を向かえ、正月休みの間も間近に迫った引越しのせいでゆっくり過ごすことはできないでしょう。
年始の引越しは避けるべき?
三が日の引越しは避けるべきです。
これはハッキリしていますから迷うことはありません。
三が日は引越し料金が高いからです。
引越し業者だって三が日は休みたいのです。
休みたい会社や人を動かすには通常より高い料金を請求されます。
しかし、1月4日から約一週間の間は多少無理をしてもこの期間に引越しをしたほうが絶対にお得です。
年末から年始にかけて引越しをしなければならないのなら、1月4日から1月10日までの間を狙って最安値で引越しましょう。