引越しの単身パックの荷物量

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引越しの単身パックの設定は引越し業者によって様々ですから、選び方を間違えると大きく損したりすることもあります。

その引越しの「単身パック」の選び方です。

単身パックを利用できるのは1人暮らしの引越しのみ?

例えば、実家から出て1人暮らしをはじめるときの引越しは、厳密に言うと現在の住まいはご両親と一緒ですから1人暮らしではありませんが、引越し業者は「単身パック」を適用してくれます。

引越し業者が用意してくれている「単身パック」は必ずしも「1人暮らし」でなければならないわけではありません。

二人で暮らしている場合でも1人暮らし程度の荷物量なら「単身パック」が適用されます。

引越しの単身パックは必ずしも1人暮らしでなくてもよい

「単身パック」が適用される程度の荷物量は引越し業者によって違います。

「単身パック」の荷物量を明確に公開しているのは日本通運とクロネコヤマトくらいで、他の引越し業者の単身パックは実際には訪問見積もりが必要な場合が多いです。

引越し業者がホームページで公開している単身パックの荷物の量は以下のようになっています。

日本通運の単身パックの荷物量

●冷蔵庫(2ドア・109リットル)

●洗濯機(4キログラム)

●薄型テレビ(20インチ)

●テレビ台(小)

●電子レンジ

●掃除機

●カラーボックス(3段)

●衣裳ケース

●姿見

●布団

●日通ダンボールMサイズ 5個

クロネコヤマトの単身パックの荷物量

●冷蔵庫(2ドア)

●全自動洗濯機(4キログラム)

●薄型テレビ(20インチ)

●電子レンジ

●ダンボール箱 約10箱

●衣装ケース 3個

●布団袋 1袋

●スーツケース

引越しの単身パックの選び方 | 「引越しの単身パック」の種類

引越しの荷物量が少なければ単身パックが適用される

日本通運やクロネコヤマトが公開している単身パックの荷物量の範囲なら単身パックが利用できます。

離婚や別居のための引越しで旧居から持ち出すものが上記の荷物量程度なら、単身パックが利用できます。

日本通運やクロネコヤマトの単身パックは、引越し元の旧居に住んでいる人数には関係なく運び出す引越し荷物の総量で利用可能か不可かが決まります。

シェアハウスや実家から一部の荷物を運び出す引越しや、離婚や別居のために一世帯から一分の荷物を運び出す引越しでも、運び出す荷物の総量が単身パックに該当すれば単身パックを利用することができます。

単身パックの荷物量を超えていると単身パックは利用できない

二人で住んでいたけどパートナーは出ていき、今は一人で住んでいますというような場合、パートナーが出ていくときに相当量の荷物を持っていかない限り、二人分の荷物がありますから単身パックは利用できません。

たとえ一人で暮らしていても荷物の量が単身パックを超えていれば単身パックを利用することはできないのです。

日本通運やクロネコヤマトが公開している単身パックの荷物の中にはベッドがありません。

引越し荷物の中にベッドマットがあると日本通運やクロネコヤマトの単身パックは利用できません。

一般の引越し業者の見積もりが必要な単身パックであれば、どのような荷物量でも一人暮らしのユーザーの引越しとして単身パックに該当することがあります。

単身パックと普通の引越しの違い

日本通運やクロネコヤマトの「単身パック」は、予め引越し料金と移動できる荷物の量が決まっています。

自分の荷物の量に合わせてユーザーが引越しの単身パックを選ぶ方式です。

この「単身パック」には電話や訪問しての見積もりが必要ありません。

単身パックは電話や訪問しての見積もりが不要

「単身パック」は初めから運べる荷物の量と引越し料金が提示してありますから、自分の荷物の総量をユーザーが判断して引越しを申し込まなければなりません。

引越し業者が荷物の量を判断するための「見積もり」が必要ないのが「単身パック」の特徴なのです。

ユーザーの自己判断で荷物の総量を決めますから、引越し当日、荷物の積み残しが出ようが用意したトラックの荷台に大幅な余裕ができようが、引越し料金には関係ありません。

なぜなら、引越し当日に用意されているものは全て「単身パック」を申し込むときにユーザーが決めたものだからです。

この方式はインターネットで服や靴を買うのに似ています。

ユーザーが自身のサイズを測り、サイズに合った洋服や靴をインターネットで注文するシステムと同じで、引越しの形式を自身の荷物や移動距離に照らし合わせてユーザーが選ぶスタイルです。

荷物の量、引越し料金など、引越しの条件の全てをユーザー側の自己責任で申し込むのが引越しの「単身パック」です。

引越しの単身パックを選ぶ時に難しいのは荷物の総量です。

ユーザーが選んだ単身パックが自分にピッタリ合うかどうかは引越し当日まで解らないのです。

逆に見積もりが必要な引越し業者の単身パックは、本当の意味での単身パックではありません。

ただの「荷物の量が少ない単身、1人暮らしの引越し」です。

多くの引越し専業の引越し業者は単身の引越しであれば、単身パックと呼んでいることが多いです。