単身パックのメリット、デメリット

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人暮らしのユーザーの引越しのために引越し業者が提供している単身パック。

単身パックを利用するときのメリットとデメリットを見ていきます。

引越しの「単身パック」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

大手引越し業者の単身パックの料金は以下のように公開されています。

日本通運の単身パック料金の最安値

単身パックS 17,850円~

パソコン、モバイル、スマートフォンから単身パックを申し込むと、1件につき2,100円割引

割引適用後 15,750円~

クロネコヤマトの単身パック料金の最安値

単身引越しサービス(ミニ) 13,650円~

WEB割引2,100円 平日割引2,100円 早期申込割引1,050円

割引適用後 8,400円~

単身パックを利用すると、8,400円から引越しすることが可能になります。

単身パックのメリット

以下単身パックのメリットです。

1.単身パックの最安値は8,400円から用意されている

例えば軽トラックを一台レンタルすると、6時間で5,500円程度かかります。

これに荷物を運ぶ手間などを考えると単身パックがいかに安価かがわかります。

2.インターネットでカンタンに予約できる

単身パックはインターネットから簡単に申し込むことができます。

スマホで引越しの申し込みができる時代なのです。

3.電話や訪問しての見積もりの手間がない

単身パックは電話や訪問しての見積もりが必要ありません。

単身パックのデメリット

引越しの「単身パック」はいいことばかりでもありません。

引越しの「単身パック」にはどのようなデメリットがあり、どのようなリスクがあるのでしょうか。

1.ウェブサイトに公開されている引越し料金から値引きされることはない

「単身パック」についている料金は定価ですから、それ以上の値引き交渉などありません。

2.「単身パック」で運べる荷物量はかなり少ない

実際、クロネコヤマトのウェブサイトで公開されている13,650円の「単身パック」の荷物量は「ダンボール箱 約15箱、衣装ケース 3個、布団袋 1袋」となっていて、家具・家電は含まれていません。

こんなに少ない荷物の引越しなら料金が安いのは当然です。

単身パックの荷物量とは

3.引越し当日、荷物が積み残しが出るリスクがある

荷物の総量を判断するのはユーザー側ですから、引越し当日、荷物が積みきれない積み残しが出ることもあるでしょう。

引越し当日に積み残しが出れば、最初に申し込んだ金額では引越しできなくなります。

荷物が積みきれない場合の対処として、クロネコヤマトのウェブサイトにはこうあります。

「専用BOXに入りきらない場合は、らくらく家財宅急便との組み合わせで、ムダがでません」

家財宅急便の料金を見てみると、例えばベッドが積みきれなかった場合、同都道府県内の料金は「19,600円」です。

もし、単身パックに荷物が入りきらなかったら、13,650円+19,600円=33,250円の引越しになります。

これを納得した上で単身パックでの引越しを申し込んだことになります。

一般の引越し業者から普通に引越しの見積もりを取って引越しを申し込んだ場合、「ダンボール箱 約15箱、衣装ケース 3個、布団袋 1袋、ベッド 1台」の引越し料金の相場は15,000円~20,000円です。

4.普通の引越しの見積もりを選んだほうが安心

確かに引越しの見積もりは面倒だと思いますが、引越し業者の見積もりをしてもらうと、自分で荷物量を判断しなければならない「単身パック」と違って、運ぶ側の引越し業者が荷物の量を判断しますから、引越し当日積み残しや追加料金などが発生しません。

引越し業者の見積もりは引越し業者が無料で提供している便利なサービスなのです。

宅配便の活用

宅配便は引越しでも意外と使えます。

普通に引越屋さんに頼めば、「5万~10万」かかってしまうかも知れません。一人暮らしでお荷物がダンボール10個で収まるなら、新居が遠方でも1万円ちょっとで収まることがあります。

ただ、宅配便を利用するには、条件があります。

全ての荷物が「ドライバーさん1人で運べる物」に限定されます。

宅配のトラックはドライバー1人しか乗っていませんから当然です。

家具、家電も一人で持てるものなら、ダンボールで梱包すれば発送することができます。

まずは、全ての荷物が1人で持てるか確認してみましょう。

荷物がダンボールのみの引越しの見積もりの取り方

家具は買った方が安いこともある

家具は今現在あるものを運ぶよりも新居で買ったほうが安くつくこともあります。

宅配便を使って引越しするには、全ての荷物をドライバーさん1人で運べるようにする必要があります。

その為には大きな家具、家電があってはいけません。

「テレビ、冷蔵庫は新居で買おう」と決めているならば、その他の家具も新居で買った方が安いかもしれません。

最近のお部屋は、収納も充実しています。

特に学生さんや新社会人さんは、家具、家電を新居に持っていかないことも充分検討してみてください。