引越しおばさんが叫んだ心の声はさっさと引越し!

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これには度肝を抜かれました。

でも、この事件、少し調べると、報道とネットでの評判にはかなり差があるようです。

直接、引越しとは関係ありませんが、「引越し」と検索するとかなりの確立で引っかかりますね。

wikiより奈良騒音傷害事件の詳細

奈良騒音傷害事件

奈良騒音傷害事件(ならそうおんしょうがいじけん)は、奈良県生駒郡平群町の主婦が約9年間にわたり大音量の音楽を流すなどの方法で騒音を出し続け、それにより近所に住む夫婦を不眠・目眩などで通院するに至らしめたとされる事件。2005年4月、奈良県警はこの主婦を傷害罪の容疑で逮捕した。

経緯

この事件は、騒音を出す現場が被害者夫婦により録画、マスコミ各社に提供されたため、取材も併せ報道が続き「騒音おばさん」、「引っ越しおばさん」として大きく取り上げられた。
刑事裁判では最高裁(上告棄却)まで争われ、最終的に懲役1年8か月の実刑判決が言い渡されたが、そのうち未決勾留の約500日間が刑に算入されたため、実質の刑期は3ヶ月強程度になった。主婦は2007年7月に刑の満期を迎え出所した。騒音行為を行うようになった経緯について、大阪高裁の被告人質問で加害者の主婦は「子供の泣き声がうるさいなど近所から苦情を言われ裁判を起こされたので、生活音を消すためするようになった。亡くなった娘の悪口を言いふらされたり、鍵穴を塞がれるなど虐めに遭っていた」と答えている。

報道での不祥事

日本テレビの報道番組『真相報道 バンキシャ!』では、出演していた元衆議院議員の塩川正十郎が加害者の映像を見て「これは気違いの顔」などと発言し、司会の福澤朗が不適切な発言であると述べすぐに謝罪する事態に至っている。

引っ越しおばさん

YouTubeで引越しと検索するとこの動画が一番に表示されます。

この事件にはいろんな意見があるようですが、加害者(裁判結果)が隣人に対して思う「引っ越してほしい」という発想に「住む」ということの難しさを見たような気がしました。

普通、不動産物件を選ぶときに隣人について条件をつける人は少ないと思います。

大きく見て、街の雰囲気とか地域の印象などは調べるでしょうが、目当ての不動産物件を調べるために、わざわざその不動産物件の隣人を訪ねたりすることは稀なのではないでしょうか。

また、当然ながら、自分より後に引越してきて隣人になる人を選ぶことは出来ません。

隣人は選べないのが普通なのです。

「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」とイエスは述べました。

イエスはもっと深い意味をこめてこの言葉を残したのかもしれませんが、住むこと、暮らすことにあたっての心がけとして心に留めておいてもいいのかも知れません。

この隣人関係から逃れる方法もあります。

住所を持たないことです。

住むことを止めれば、隣人は永久に出来ません。

旅から旅への風来坊はそういった隣人との人間関係を嫌って旅に出たのかも知れません。

逆に、定住を求めているのに隣人が気に入らなかった場合、自分もしくは隣人が引越すしか定住を心地よいものにする方法はありません。

こと、隣人関係において、相手に引越しさせるということは、その隣人を抹殺するのと同じことではないでしょうか。

もしも、その気に入らない隣人と「住居が隣接する人」という関係よりも密接な関係だった場合、どのような形で相手を抹殺しなければならないかということを考えると、ゾッともしますし、この加害者(裁判結果)の「引っ越してほしい」という思いが、「隣人であることを止めたい」という範疇を出ることなく、この程度の事件に収まったことに加害者(裁判結果)の人柄を見たような気がします。