引越し当日、雨が降ったらどうなるの?
明日は雨みたいだから引っ越しを延期してもらおうかしら。
大雨が降っても引越し業者は引っ越しをしてくれるの?
- たとえ大雨でも、予定どおりに行われます。
どんな雨でも、引越し作業は行います。道路が水没してしまうような集中豪雨でも、引越屋さんから中止や延期を申し出ることは、まずありません。
ただ、雨の日の引越し作業は、たとえ作業員がずぶ濡れになっても、最大限、荷物を濡らさない努力をするはずです。
ダンボールの 上にビニールをかぶせて運んだり、家具はエアーパッキンを使ってカバーしたりと、作業自体、手間がかかりますが、基本的に予定通りに進めていきます。時間の変更もありません。
標準引越運送約款の 第9章、第23条にある「次の事由による荷物の滅失、き損又は遅延の損害については、損害賠償の責任を負いません」という項目に「地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れ、その他の天災」とあります。
つまり、引越屋さんは、これらに当てはまる天災でない限り、引越しを遂行しなければならないのです。
自力で引越しなら
迷わず延期しましょう。
延期する場合、なるべく早い段階でお手伝い予定の人へ連絡しておきましょう。
予定日が雨で引越しを延期したい
こちらから引越屋さんに、延期・中止を申し出ると・・・
- キャンセル料が発生します。
なんて理不尽な話でしょう。
引越し当日は雨が降る予報が出ていたので、「引越屋さんが大変だろうから」と、延期を申し出たのに、キャンセル料を請求される。
中止に至っては、前もって渡されたダンボールやガムテープの代金まで請求されます。
キャンセル料については・・・
標準 引越運送約款、第8章の第20条に、2前項の解約手数料又は延期手数料の額は、次の各号のとおりとします。
1.見積書に記載した受取日の前日に解約又は受取日の延期の指図をしたとき見積書に記載した運賃の10パーセント以内
2.見積書に記載した受取日の当日に解約又は受取日の延期の指図をしたとき見積書に記載した運賃の20パーセント以内
3.解約の原因が荷送人の責任による場合には、解約手数料とは別に、当店が既に実施・又は着手した附帯サービスに要した費用(見積書に明記したものに限る)を収受します。
とあります。
しかし、引越会社によっては、見積書の裏等に、上記よりも高いキャンセル料が設定してあったり、前日よりも早い段階でキャンセル料が発生したりしています。
見積りの時 によく確認しておきましょう。
雨の日の引越しで気をつけること
布団もまた湿気を吸ってしまいますので、布団乾燥機などがあると助かります。ダンボールは濡れてなくても湿気を吸っていますので、早めに開梱しないとお部屋が湿気てしまいます。
湿気などによって作業員の足も普段より汚れていますので、お部屋も吹き掃除をした方が良いでしょう。
引越し当日の天気予報が雨だった場合、前もってタオルや雑巾を多めに用意しましょう。